自律神経

皆さんは自律神経失調症という言葉を耳にした事はありませんか?
最近テレビや雑誌、新聞などでも多く入ってくる言葉です。
自律神経失調症は実は自覚がない事がほとんどです。ではどういった症状なのか?
原因がわからない、身体の節々の痛みや重い倦怠感。朝何もやる気になれなかったり、布団から出れない。気付いたら10分以上もボーッとしている。など様々な症状が現れます。自分で病院や整骨院に行くような症状の方に多いのは、不眠症、頭痛、首や肩の痛みや、何かがのしかかったような重み、何もしていない時に現れる腰痛、吐き気、耳鳴りなど他に何か原因がありそうな症状ばかりですが、実は自律神経が乱れていた。そんな方が最近多く当院にお越しになられます。
皆様も原因不明の症状に悩まされていませんか?
自律神経失調症に対する当院の考え
当院では自律神経失調症の患者様に対してどう考えているか?
自律神経失調症は病気ではありません。自律神経を整える機能が低下し、身体のアクセルとブレーキの切り替え機能が一時的に落ちているだけと考えています。このアクセル(興奮状態)とブレーキ(リラック状態)のバランスが乱れることによって症状が出ています。
自律神経の乱れは生活習慣ととても大きな関わりを持っています。
生活習慣は、主に栄養、睡眠の質、運動習慣この3つに分かれます。
・栄養は毎日体重(kg)×40ccの水を摂取し、かつ体重(kg)×1gのタンパク質を摂取できているか?つまり体重50kgなら、水2㍑とタンパク質50gとなります。
・次に睡眠です。23時〜2時のゴールデンタイムに3時間以上、かつ合計7時間連続で眠れているか?(一度も目を覚まさずに寝ている)
・運動は週に3回、1回に30分以上の有酸素運動をしているか?
この3つができていないと自律神経が簡単に乱れてしまう環境にいるのです。
あなたは大丈夫ですか?
自律神経の不調を放っておくとどうなるのか
自律神経失調症を放っておくと、どうなってしまうのか?
自律神経失調症を放っておくと、最悪の場合鬱症状に発展することもあります。自律神経が乱れることによって気分の浮き沈みが出てしまい、本来なら仕事や学校に行かないといけないのに行けなくなってしまったりします。
また、行こうとすると強い頭痛や吐き気などの症状により行く事ができないなど様々な症状が出てきてしまうのです。
また、自律神経失調症で睡眠障害になってしまうと寝れない日々が続き大変ツライ思いをするかたも少なありません。
自律神経は首や背中、腰の骨から出ています。そのため自律神経が乱れると強い痛みが首や肩、背中、腰にまで及んでしまいます。
中にはパニック障害を起こしてしまったり、便秘など内臓に症状をきたす方も少なくありません。
自律神経失調症は見つけにくいものであり、認めにくいものでもありますが、必ず治療が必要な症状です。
自律神経関連でよくある質問と回答①
Q.自律神経が乱れている気がするのですが診てもらえますか?
A.自律神経系の乱れは様々な身体の症状を引き起こすことがあります。症状によりますが、施術は可能です。
一般的によく見られる症状には、頭痛、めまい、不眠、気分が上がらないなどがあり、患者様によっては身体の痛みを感じている方もいらっしゃいます。
いつから症状が出ているのか、生活の変化があったのかなど、詳しくお伺いすることで、生活背景からも原因を見つける手がかりが得られることがあります。ご相談の際は、どんな小さなことでも教えていただければと思います。
自律神経系の乱れと診断することはできませんが、同じような症状の方が施術を受けることで症状が軽減している例もございます。
自律神経関連でよくある質問と回答②
Q.自律神経が乱れるとどのような症状がでますか?
A.自律神経の乱れによる症状はさまざまです。
身体の状態を常に最適な状態に保つ自律神経が乱れると、体の不調を感じやすくなります。具体的には、身体のだるさや疲れが取れない感じ、頭痛、動悸や息切れ、眠れない、情緒不安定、イライラや不安感が増えることがあります。また、耳鳴りや冷え、発汗異常、低血圧などの症状も表れます。首や肩のこり、腸の動きが悪くなることもあります。
これらの症状は個人によって異なり、些細な変化として表れる場合もあります。「風邪をひきやすくなった」「夢を見る回数が増えた」といった変化も自律神経の乱れのサインとして表れることがあります。
自律神経関連でよくある質問と回答③
Q.自律神経を安定させるにはどうすればよいですか?
A..自律神経のバランスはストレスや日常生活が大きく関わっています。ストレスを抱えている方はストレスの原因となっていることを取り除くことが一番ですが、簡単に取り除けるという人は少ないと思います。そのような方は食事や生活習慣を見直してみましょう。
食事には乳製品、卵、バナナ、炭水化物などが自律神経を整えるのに良いとされています。また、朝日を浴びる、温かいお風呂に入る、水分をこまめに摂取するなど、日常生活の中でリラックスできる時間を増やすことも重要です。
偏った食事や生活リズムの乱れは自律神経の調整を妨げる可能性があるため、これらの点を見直してみることが大切です。
自律神経関連でよくある質問と回答④
Q.自律神経が乱れる原因はなんですか?
A.自律神経は、交感神経と副交感神経と呼ばれる2つの相反する作用を持つ神経から成り立っており、交感神経は身体を活動的にする際に、副交感神経はリラックスしている時に働くという特徴があります。
健康な人では、これらの神経が互いにバランスを取りながら正常な状態を維持できますが、人間関係の悩みや仕事のプレッシャーによる精神的なストレス、過労による肉体疲労、不規則な生活リズム、ホルモンバランスの乱れなど、様々な理由によって片方の神経が過剰に興奮し続けることが自律神経の乱れの原因とされています。
自律神経関連でよくある質問と回答⑤
Q.自律神経とはなんですか?
A.自律神経は、主に循環器系や消化器系、呼吸器系を支配している神経であり、人が生きるために24時間自動的にこれらの臓器の活動を調節し続けています。
自律神経には2種類あり、身体が活発に動いている時には交感神経が作用し、安静時や夜、リラックスしている時には副交感神経が作用します。
精神的、身体的ストレスや不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなどにより自律神経が乱れると、身体の器官に様々な不調が出てきます。個人差はありますが、吐き気やだるさ、疲労感、倦怠感、食欲不振、頭痛、肩こり、腰痛、めまい、不眠、腹痛などの症状が見られることもあります。